僕が退職の相談を会社内の人にはしない理由
僕は今、会社を辞めたいと思っているわけだが、会社内では誰一人そんなことは知らない。
職場にいる人たち、会社と接点をもつ人たちには一切そんな話はしていないのだから当然なんだけど。
退職を考えたのは、実は今回がはじめてではない。
これまで何度か本気で会社を辞めようと思ったことがある。
その時も会社内の人間には一切相談しなかった。
その理由は、前回の記事でも書いた退職理由にも関係する。
この記事でも書いたとおり、円満退社のためには相応の退職理由が必要だが、それだけではないんだな。
これがまた面倒な話なんだけど。
- 退職を最初に伝えるのは上司という暗黙のルール
- たとえ仲の良い同僚でも退職の相談はしない方がいい?
- 相談するなら職場と一切関係をもたない信頼できる退職経験者
- 相談するなら自分の考えをある程度まとめてから
退職を最初に伝えるのは上司という暗黙のルール
社内規定でハッキリと決められているのかどうかわからないけど、退職を一番に伝えるべきなのは上司という暗黙のルールが存在するようだ。
たとえそれが理不尽なパワハラ上司だとしても。
上司を差し置いて他の従業員に退職の相談をしたことが後で上司の耳に入れば、面倒なことにもなりかねない。
暗黙とはいえ、社内で共通認識となっているルールに違反すれば、僕は非難の対象となるだろう。
最後の最後まで立ち振る舞いには気をつける必要があるわけだ。
本音をいえばどうでもいいというか、下らないことかもしれないが、ルールを守らずに辞めた奴と認定されるのも不快だしね。
たとえ仲の良い同僚でも退職の相談はしない方がいい?
テレワークが終了して出勤再開となった最近では同僚と仕事以外でも話をする機会が増えて、それなりに楽しく過ごせている。
つい先日も仲の良い同僚と緊急事態宣言解除後の満員電車に乗って一緒に帰った。
そんな仲良くさせてもらっている同僚にも退職の相談はしていない。
もちろん同僚のことは信用しているんだけど。
同僚が裏切るかもしれないとか、そんな話じゃなくて、やはりここでも先の暗黙のルールを守っているだけだ。
退職を最初に告げるのは上司という順番だから、たとえ仲の良い同僚でも相談はしない。ただそれだけのことだったりする。
信頼しているのならその同僚に口止めすればいいという意見もあると思うけど、「誰にも言わないで」と相手に対してお願いをしてしまう側にはなりたくないんだよね。
ただひとつ失敗したと思うのは、在宅勤務期間に暇だったからこんな映画を見たと同僚に話したことかな?
本人はたぶんそんな話も忘れかけていると思うけど。
僕が会社を辞めた後、ふと思い出してくれたら僕からのメッセージに気づいてくれるだろうか?
相談するなら職場と一切関係をもたない信頼できる退職経験者
会社内の人たちや関係者には一切退職の相談をしていない僕だが、まったく誰にも相談していないわけではない。
会社とまったく接点のない信頼できるごく少数の人たちには、退職の話をしている。
以前同じ職場で一緒に働いていて今は独立している先輩や例の退職代行をつかって実際に会社を辞めた友達には1ヶ月ほど前に相談した。
いずれも退職経験者だ。
あとは、いろんな手続きの件である筋の専門家に相談したくらいかな。
基本的に退職経験者以外には退職の相談はしない。
過去に退職を経験したことのある人にしかわからないことも多いからね。
退職未経験者に相談しても、たぶん困ると思う。
自分が未知の分野で下手なことは言えないだろうし。
相談するなら自分の考えをある程度まとめてから
誰にも相談せずに退職する人もいると思うけど、会社外に相談できる人がひとりでもいるのは心強い。
同じ会社で働く仲間には申し訳ないが、無事に退職が決まった時、きちんと相談しなかった理由を話せばきっと理解してくれると思う。
そして退職について誰かに相談する時に重要なのは、自分の考えをある程度まとめてから話すこと。
自分の中で迷いがあって「どうしようっかな~」みたいな状態だと、漠然とし過ぎていて相手も困るし、何よりも相手の貴重な時間を奪ってしまうことにもつながるわけだ。
だから、いろいろ葛藤はあると思うけど気持ちを落ち着かせるって重要なんだよね。
なんだか偉そうなことを言っているけど、そんな僕も2ヶ月前の精神状態だったら心に余裕がなくて自分の考えをまとめるどころかパニクって混乱していたと思う。
落ち着きを取り戻すために在宅勤務期間というチャンスがあったのかな。
せっかく会社を辞めるチャンスが巡ってきたのだから、最後までうまくやってやろうと思う。
しかし、本当に会社を辞めるのって大変だなとつくづく実感する今日この頃。